ようこそ、"MetaBridge"へ

MetaBridgeをつかって、メタデータの記述に関する取り決めを“共有”しよう

MetaBridgeでは、さまざまな機関・業界で利用されているメタデータの記述に関する情報を、蓄積、管理、公開しています。

「メタデータ」とは?

メタデータとは、一般に「データに関するデータ」と定義されます。これは、「何かについて書いたもの」という意味でとらえるとわかりやすいです。
左図のように、メタデータ(ラベル)がないペットボトルは、何が入っているか不明なため飲むことができません。(飲むことを躊躇します。)
メタデータは、ラベルそのものであり、ラベルの表記方法がメタデータの記述に関する取り決め(=メタデータ記述規則、メタデータスキーマと呼ばれます。)となります。

より詳しい解説をみる

メタデータ情報基盤構築事業報告書(概要版)(P.4)より
http://www.mi3.or.jp/item/metaproj2010_gaiyou.pdf

例えば、本のメタデータを表現すると、下記のようになります。

メタデータ語彙 構造的制約
項目名 出現回数
最小
出現回数
最大
書名11
著者11
シリーズ名01
ページ数01
ISBN01
カテゴリ0上限なし

「メタデータの記述に関する取り決め」ってなんだろう?

メタデータの記述に関する取り決めは、「メタデータ記述規則」と呼ばれます。
メタデータ記述規則とは、記述に用いる項目(メタデータ語彙)や、その項目が必須入力なのか?任意入力なのか?などの取り決めを指します。
メタデータ語彙とは、メタデータを記述するための、"タイトル"、"作成者"、"権利"等の項目や記述対象物の分類情報等の総称を指します。

メタデータ語彙とは
メタデータ記述規則をもっと詳しく

なぜメタデータ記述規則を共有するの?

共有することで、メタデータの規則を作る際に、メタデータとしてどのような項目をどのようなデータ形式で記述するのかを決めたり、記述対象からどのようにして記述内容を取り出すのかといったことを決める作業がより効率的に進めることができるからです。また、他機関のメタデータ記述規則を再利用して登録することで、メタデータの共通部分を作ることができます。
ネットワーク上において私たちは、必要なものを探し、選び、アクセスし、視聴・利用し、必要に応じて支払いもします。これらのすべての過程でメタデータが利用されています。つまり、標準的なメタデータ語彙を組み合わせて使い、メタデータに共通部分を持たせることにより、よりスムーズな情報流通連携が可能になります。

どんな方法で共有されるの?

MetaBridgeのサービスは、利用者(人間)だけでなく、プログラム等からの利用も想定しています。
利用者(人間)は、WEBブラウザを通してメタデータ語彙、メタデータ記述規則の探索・参照することができます。
メタデータ語彙、記述規則は、RDF/XML,Turtle などに代表されるインターネット指向の国際標準規格に基づく形で提供されるため、
プログラム等の機械からは、機械可読性が高いフォーマットで情報を受け取り解釈することができます。



いろいろな用語が使われています

MetaBridgeでは、専門用語を利用して説明することがあります。用語の意味を知りたい方は用語集を確認してください。

用語集をみる




さっそくMetaBridgeを使ってみよう

MetaBridgeでは、メタデータ語彙、記述規則をさがしたり、登録することができます。
特に、メタデータ語彙、記述規則をはじめて利用する方は、チュートリアルを読みながら登録作業をしてみてください。

メタデータ語彙をさがす

様々な機関から登録されたメタデータ語彙をさがすことができます。
各機関でどんなメタデータ語彙を定義し、利用しているか確認してみましょう。

メタデータ語彙をさがす

メタデータ語彙を登録する

独自に作成し登録されたメタデータ語彙は、MetaBridge上で共有することができます。新たにメタデータ語彙を定義して、メタデータ語彙定義を共有してみましょう。
独自に語彙を定義するシーンとしては、メタデータ記述規則を作成する際に、標準的なメタデータ語彙では表現できない場合に定義します。メタブリッジに登録されている語彙をさがしてみてください。それでも、表現できないメタデータ項目がある場合は、メタデータ語彙定義を登録してください。

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メタデータ記述規則をさがす

様々な機関から登録されたメタデータ記述規則をさがすことができます。
各機関で蓄積・公開しているメタデータが、どんな規則で記述されているか確認してみましょう。
独自のメタデータ記述規則を定義したい場合に、他機関のメタデータ記述規則の内容を参照してみましょう。

メタデータ記述規則をさがす

メタデータ記述規則を登録する

自機関で利用しているメタデータ記述規則を登録して、メタデータとしてどのような項目をどのようなデータ形式で記述するのかを決めたり、記述対象からどのようにして記述内容を取り出すのかといった情報を共有してみましょう。
また、他機関のメタデータ記述規則を再利用して登録することで、メタデータの共通部分を作るこことができます。

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統制語彙をつかう

概念や用語の関係性から同形異義や異形同義をまとめた(表記のゆれを排除)、使用する索引語の集合(=用語集)を統制語彙といいます。統制語彙を用意することで、メタデータ作成を行う上で、分類、主題等の付与に利用したて、表記ゆれなどがない高品質なメタデータの付与ができます。また、検索システム等の検索補助手段等として利用することもできます。さまざまな機関で利用されている統制語彙を探してみましょう。
自機関で利用している統制語彙を登録することもできます。

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統制語彙をさがす

APIをつかってみよう

MetaBridgeでは、様々APIが用意されています。メタデータ語彙、記述規則取得APIやメタデータ変換API等があります。MetaBridgeのAPIを利用して、アプリケーション構築等に役立ててみてください。

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