もっと詳しい使い方
はじめに
本章では、Meta Bridgeのより詳しい使い方について解説します。
1.RSSを取得するには
Meta Bridgeでは、登録されたメタデータ語彙、メタデータ記述規則、統制語彙をRSSで配信しています。
RSSでは、公開データのみ配信され、「限定公開」「非公開」のデータは配信されません。
Meta Bridgeトップページを表示すると、画面右下に新着情報が表示されています。
「最近の登録」左のRSSフィードボタンをクリックすると、RSSを取得できます。
2.参照したデータをダウンロードするには
登録されているメタデータ語彙、メタデータ記述規則、統制語彙は、画面から参照するだけでなく、様々な形式でダウンロードすることができます。
メタデータ語彙とメタデータ記述規則はRDF/XML,Turtle,TopicMaps,オリジナルファイルでダウンロードできます。
統制語彙は、RDF/XML,Turtle,JSON,オリジナルファイルでダウンロードできます。
すべて同様の操作でダウンロードを行えますので、ここでは統制語彙を例に挙げて説明します。
Meta Bridgeトップページの登録一覧や、簡易・詳細検索より、統制語彙の参照画面を表示します。
ここで、画面右上の「ダウンロード」付近にある、RDF/XML等のリンクをクリックすることで、
それぞれの形式でファイルをダウンロードできます。
また、統制語彙のみの機能として、用語情報をダウンロードすることもできます。
統制語彙参照画面から用語のラベルをクリックし、用語参照画面を表示します。
先ほどと同様に、画面右上の「ダウンロード」付近にある、RDF/XML等のリンクをクリックすることで、
それぞれの形式でファイルをダウンロードできます。
3.既存の記述規則を流用して登録するには
ここでは、記述規則の流用登録について説明します。
既に登録されている記述規則を流用して、新しい記述規則を作ることができます。
Meta Bridgeにサインインすると、画面上部にメニューボタンが表示されます。
メニューボタンするとサブメニューが表示されますので、「登録されたデータを見る」>「記述規則」をクリックしてください。
記述規則の右端に、「流用して記述規則登録」ボタンが表示されていますので、クリックすると、
その記述規則を流用して新しい記述規則を作成することができます。
ボタンクリック後の動作は記述規則新規作成と同様です。詳しくは、こちらを参照してください。
4.登録したデータを削除するには
登録したメタデータ語彙、メタデータ記述規則、統制語彙、マッピング定義を削除する方法について説明します。
すべて同様の操作で削除を行えますので、ここではメタデータ語彙を例に挙げて説明します。
削除は、ログインユーザと同機関に所属しているユーザが登録したデータに対してのみ、行うことができます。
他機関のユーザが登録したデータは、削除できません。
Meta Bridgeにサインインすると、画面上部にメニューボタンが表示されます。
メニューボタンするとサブメニューが表示されますので、「登録されたデータを見る」>「語彙定義」をクリックしてください。
メタデータ語彙ごとにチェックボックスが表示されていますので、削除したいメタデータ語彙をチェックしてください。
その後、「削除」をクリックすることで、確認ダイアログが表示され、「OK」をクリックすると削除が実行されます。
削除したメタデータ語彙に過去のバージョンが存在する場合、最新バージョンのみ削除され、過去のバージョンが最新バージョンとして置き換わります。
過去のバージョンも含めて削除したい場合は、繰り返し「削除」を実行してください。
5.CSVからRDFへの変換定義を設定するには
CSVからRDFへの変換定義を設定します。
ここでは、CSV形式のメタデータからRDF形式メタデータに変換するマッピング定義について、詳しい設定方法について説明します。
CSVからRDFへの変換定義についてはメタデータ変換APIを参照ください。
本メタデータ変換定義はRDF123の変換クエリを定義します。

本メタデータ変換定義はSPARQL文のTURTLE形式で定義します。
CSVの列を指定するには
『Ex:$1』のように指定します。数字はCSVの列番号です。
※列番号はメタデータ変換を行うCSVデータの列数以内で指定してください。
列数を超えた指定がある場合は変換エラーとなります。
URIを指定するには
『<Ex:$1>』のように< >で囲みます。
namespaceを指定するには
『<Ex:metab+$1>』のように「namespace名」と「+」を付与します。
※namespaceを利用する場合は「@prefix」の定義も必要です。
LITERALを指定するには
『"Ex:$1"』のようにダブルクォーテーションで囲みます。
上記のExpressionの構文の中に記述されている関数などの例を以下に示す。文字列の連結
rdfs:label "Ex:$1+$2" ;
rdfs:label "Ex:$1+'ラベル'" ;
条件分岐
test:gender "Ex:@If($2='male';'男';'女')"
※ 第1引数:条件式、第2引数:trueの場合に表示、第2引数:trueの場合に表示
※ If文のセミコロンの前後や、関数のカンマの前後にスペースがあるとパースエラーが発生するため注意
条件式
test:gender "Ex:@If($2='male';'男';'女')"
test:gender "Ex:@If($2!='male';'女';'男')"
foaf:name "Ex:@if(@IsEmpty($1);'名無し';$1)"
リテラル
foo:literal <Ex:'リテラル'>
CSVの項目
foaf:mbox "Ex:$3"
※ 数値の部分が1から始まるカラムの番号
※ $0を指定するとヘッダ行を行番号となる(データ行の1行目であれば1となる)