記述規則登録チュートリアル
はじめに
ここでは、独自に定義した「メタデータ記述規則(以下 記述規則)」をMetaBridgeに登録する手順をチュートリアル形式で解説します。 語彙登録チュートリアルで登録した語彙定義や、すでにメタブリッジに登録されている「Dublin Core Metadata Element Set, Version 1.1」、 「Friend of a Friend (FOAF) vocabulary」等を組み合わせて独自のメタデータ記述規則を定義することができます。
記述規則の登録は、以下の手順で行います。
Step1
![]() Step2
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記述規則定義ファイルとは
記述規則定義ファイルとは、メタデータを記述する際の項目ごとの使用するプロパティ、値制約などの規則を定義したファイルです。 記述規則は、OWL-DSPで記述されたRDF/XML,Turtleで登録することができますが、OWLによる記述は専門知識がないと難しい場合があるため、本チュートリアルでは、簡易DSPという記述フォーマットをMicrosoft Excel を利用して作成し、登録する手順をご紹介いたします。
簡易DSPの作成方法については、一般社団法人メタデータ基盤協議会が提供する「メタデータ情報共有のためのガイドライン(P73)」を参照ください。
Step1 記述規則定義ファイルを作成します
「記述規則定義ファイル」を RDF/XML 、Turtle、タブ区切りテキスト(簡易DSP)、Excel(簡易DSP)で作成することができます。本チュートリアルでは、簡易DSPで登録する方法を解説します。簡易DSPの作成方法はこちらをご覧ください。
仮に、下記のような記述項目である場合を想定します。
項目規則名 | 構造化項目 | プロパティ | 出現回数 最小 |
出現回数 最大 |
メタデータID | - | id | 1 | 1 |
タイトル | - | title | 1 | 1 |
著者 | 著者名 | name | 1 | 1 |
著者ホームページ | homepage | 0 | - | |
更新日 | - | data | 0 | - |
上記のように管理されている記述規則を、「メタデータ情報共有のためのガイドライン(P73)」の簡易DSPの作成手順に従い作成すると、下記のような内容になります。
Microsoft Excel を利用して、上記のような簡易DSPファイルを記述します。簡易DSPは、名前空間宣言ブロック(黄色枠)と記述規則ブロック(赤枠)に大きく分類されます。
※詳細な「名前空間宣言ブロック」に関する記述方法は、「メタデータ情報共有のためのガイドライン(P74)」を参照ください。
※詳細な「名前空間宣言ブロック」に関する記述方法は、「メタデータ情報共有のためのガイドライン(P74)」を参照ください。
Step2 記述規則定義ファイルをアップロードします
「記述規則定義ファイル」をアップロードするには、Meta Bridgeにサインインする必要が有ります。リンクをクリックして、サインインしてください。

Meta Bridgeのアカウント登録はこちらから申し込みを行ってください。

新規登録か更新のどちらかを選択してください。
登録する記述規則定義URIを入力してください。
[ヒント]記述規則定義URIとは、記述規則定義に対する識別子となります。本チュートリアルでは、
http://www.sample.voca.jp/terms/sample-dsp#
と指定しています。
URIとは?
Excel形式を選択してください。※アップロードするファイルは、Excel 2003,2007,2010に対応しています。
参照ボタンより登録する記述規則定義ファイルを選択してください。


[ヒント] 公開設定に注意してください。 初期状態で「非公開」となっています。そのまま登録すると、登録した本人しか見ることができません。公開したい場合は、「公開」を選択してください。
内容を確認し、問題ない場合は、「登録」リンクをクリックして登録を完了させてください。

登録したファイルの構文が不正な場合は、エラー画面が表示されます。エラー画面には、不正な箇所の行数が表示されますので、構文が不正な構造になっていないか確認し、再度登録作業を実施してください。

リンクをクリックして、記述規則定義参照画面に登録した内容が正しく反映されているか確認してください。